【濃艶2024】の準備が整いました。 今年は猛暑の影響で海水温が思うように下がらず、昨年同様海苔生産序盤から海水温が高く栄養塩は低いと言った悪い条件からスタートでしたが、11月に入り荒天の影響で海況も変わり、海苔にとっても良い状況になり、良い海苔が出来始めたそうです。 寒流のり一番摘みの評価もどんどん高くなって来ており、昨年は「寒流のり一番摘み」等級の海苔を落札する事が出来ませんでしたが、今年はしっかり落札してきました！ 今回の【濃艶2024】の特徴は、厚手でありながらサクサクと柔らかい海苔芽の食感で、口に広がる主張強めの塩味と濃厚な海苔の風味と甘みがあり、持続力の高い旨みが後を引きます。巻いてすぐに食べる手巻き寿司はもちろん、ご飯の熱を吸収して、海苔がしんなりして強い香りを放つ頃に食べるおにぎりも美味しそうですが、まずは何も付けずにそのままお召し上がり頂き、純粋に海苔の味を味わってみてください。 今年で5年目になる【濃艶】ですが、1回目、2回目の時と同じ「矢本支所」の海苔になります。海苔と一言で言ってしまえばただの海苔ですが、同じ浜でも、年・月・気候・海況、、、様々な状況の違いによって、海苔も全然別物になります。その年の一番摘みは、その年の状況で出来た奇跡の海苔との思いを込めて、今年も【濃艶】をお届け致します。是非ご賞味下さい。 ※寒流のり一番摘みの高評価による入札価格の高騰や、資材高騰により価格改定となりました。